さて、前回より対馬の旅をご紹介しています。海神神社、白嶽神社跡とまわりまして、続いて和多都美神社(わだつみじんじゃ)へ。対馬の数々の神社の中でも特に有名な神社じゃないでしょうか。
和多都美神社ってどんな神社?
こんな神社です!
こちらも、バァーッと光が差し、神さまがそこにいらっしゃる気がします。和多都美神社といえば、こちらの海に浮かぶ鳥居の景色が有名ではないでしょうか。
海の中に鳥居が!!厳島神社も海の中に鳥居がありますが、そちらとはまた違う雰囲気。ここ、和多都美神社は昔から竜宮伝説が残っているそうで、車で行くと神社への道ででっかい赤い鳥居があるのですが、「竜宮伝説」と書かれていました。確かに、海の向こうにある鳥居が竜宮城への道しるべのような気がします。
御由緒には「縁起を辿れば、神代の昔、海神である豊玉彦尊(とよたまひこのみこと)が当地に宮殿を造り、宮を”海宮(わだつみのみや)”と名付け、この地を”夫姫(おとひめ)と名付けた。」とあります。和多都美神社の名付け親は豊玉彦尊さまなんですね。
ちなみに、こちらの和多都美神社の御祭神は、その豊玉彦尊の娘である豊山姫命(とよたまひめのみこと・海神神社の御祭神でもあります)と、その夫の彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)です。
このご夫婦のなれそめをお話しすると(笑)彦火火出見尊が、なくした釣り針を探しに海の宮(御由緒では、その宮がここだと書いてあります。)へ行き、そこで豊玉姫命と出会います。3年、その宮で暮らし結婚したと。その後、出産のエピソードなどもありますが、またの機会に。
日本でも珍しい三柱鳥居!二つの三柱鳥居の謎
というわけで、参拝へ。
と思ったら、向かって左に気になる三柱鳥居が・・・!(。´・ω・)
これは・・・!鱗のような岩が。
めっちゃ目を細めて読みました(∀`*ゞ)エヘ
「磯良恵比須」と書いてあります。磯良さまの御神体とされているとのこと。磯良さまっていうのは、安曇磯良(あずみのいそら)さまのことですね。
安曇磯良さまは、海の神さまで、神楽に誘われて海中より現れたという伝説があるとか。この御神体とされる岩も鱗のように亀裂が入っていて、なんとも神秘的。岩にこんな亀裂が入るのかと不思議に思いました。まさに、はるか昔の伝説の世界が目の前にあると思うと胸があつくなります!!
参拝をして、左側に目をやると・・・
こちらにも三柱鳥居が!しかも、こちらの岩もとても神秘的。私の会社の先輩にこの写真を見せたら「ここに、いらっしゃるのが分かるね」と言っていました。霊感のない私でもそう思いました。対馬に来て、そんな体験ばかりしています(汗
さて、こちらは豊玉彦尊さまのお墓だと伝えられています。神さまのお墓に参らせて頂いているなんてありがたや。穏やかな海と美しい景色の中、穏やかにお眠り頂いているのかな。日本をいつも見守ってくださりありがとうございます(ペコッ
さて、豊玉彦尊さまのお墓を右手に、森林の中へ入っていきます。
社殿奥にものすごいパワーが!不思議体験もしてきました!
社殿の裏、森林の中はまた雰囲気が変わります。
めっちゃ綺麗!!!
生い茂る森林の中に、豊玉姫さまのお墓があります。
霊感のない私でも(しつこい)、ここが特別な場所であるとわかります。この鳥居の先に豊玉姫さまの墳墓があります。実は、その墳墓のお写真を撮りたかったのですが、何度もiphoneのシャッターを押しても反応しなかったんですよ。。。で、確かにお墓を写真に撮るというのも失礼かな、と思い、鳥居をいったん抜けてここの写真を撮ったんです。この写真は何の問題もなく、1回で撮れました。。。あれはなんだったんだろうか。海神神社の社殿の写真も3回くらいシャッターが反応しなくて、お賽銭箱の上のお札にピントを合わせたら撮れたんですよね。
他の方はなんの問題もなく写真を撮れているみたいなので、私の撮影技術の問題なんだと思いますが、思わず「ヒュッ」となるエピソードでした。
しかし、豊玉姫さまの墳墓内はとても穏やかできれいで暖かい日が差していました。不思議と頭を下げ、参拝している自分がいました。穏やかで優しい空気になぜか、少し涙ぐんでしまいそうになります。ちなみに、豊玉姫さまは仁位の高山に葬られたという伝承があるので、こちらのお墓は元々は違うものだったのかもしれません。
山林内は、木の根や岩など、自然のパワーが溢れており、そのパワーに圧倒されました。対馬自体が太古の自然が残る貴重な場所。その一部を垣間見れた気がします。
ひょぉぉぉぉ!!!
豊玉姫さまのお墓横にある岩。なんというか、この場所自体が御神体なのではないか、と思いました。岩から生える木々の力強さもすさまじいです。
ちなみに、和多都美神社にはお守やお札など販売していました。私はお土産にお守をいくつか購入させて頂きました。
次回は烏帽子岳展望台からの~対馬ランチについて書いていきます!(‘ω’)ノ