先日、対馬での旅日記を書きましたが、対馬へ行く前日に福岡に前乗りしました!
どーん!!!この日は、東方神起のLIVEがヤフオクドームであったみたいで、沢山の若い女の子が博多駅にいました。楽しそうだった・・・。
そんな女性たちをよそに、JRに乗りかえて、初めて宗像大社(むなかたたいしゃ)へ行きました!
宗像大社とは?伊勢神宮、出雲大社に引けをとらない格式の高さ!
宗像大社は、福岡県宗像市にある神社です。
宗像大社の御祭神は、その名のとおり、宗像三女神。海路安全・交通安全などのご利益がある神さまです。宮島の厳島神社をはじめ、全国に宗像三女神を祀る神社がありますが、宗像大社はその総本社です。
宗像三女神のお話を少し。『日本書紀』によると、宗像三女神は、天照大神(あまてらすおおみかみ)と須佐之男命(すさのおのみこと)の誓約(うかい)によって生まれた神さまです。須佐之男命の持っていた剣から生まれからか、須佐之男命の子とされています。そして、天照大神は「朝鮮半島や中国大陸へつながる海の道を守れ」と命じ、宗像三女神を宗像の地に降臨させたとされています。
宗像大社公式HPにこんな記載が。
宗像大社は、またのお名前を「道主貴(みちぬしのむち)」と申し上げます。
「貴(むち)」とは最も高貴な神に贈られる尊称で、「日本書紀」には宗像三女神が「道主貴(みちぬしのむち)」、すなわち国民のあらゆる道をお導きになる最も尊い神として崇敬を受けたことが記されています。
貴(むち)という称号を持つのは、他に伊勢神宮・天照大神と出雲大社・大国主命(おおくにぬしのかみ)のみ。宗像大社はそれほどに格式が高く、尊い神様をお祀りになっているのです。(もちろん!神様は皆、尊い存在ですよ!)
宗像大社への交通情報。レンタカーがベスト?
私は、事前にGoogleマップで調べてまして「あ、普通に電車出てるわ~。」と深く考えず
博多駅ーJR鹿児島本線に乗り換えー東郷駅で下車、そこからバス
のルートで行くことにしました。
これがですね、えぇ、甘かった!!!(笑)
この時の私に「ボーっと生きてんじゃねぇよ!」と言いたい。
なぜかといいますと、東郷駅からバスの本数がほとんどありません!
平日と休日で違うと思いますが、私は休日に行ったので、1時間に2本程度しか
バスの本数がなかったです(涙)そのため、東郷駅からタクシーで宗像大社へ行きました。駅前に何台かタクシーは停まってます。駅からタクシーで10分ほどで到着します。料金は1200円くらいだったと思います。
あとは、上記ルートでいくと、博多駅から約1時間ほどかかります。道路の混雑状況にもよりますが、レンタカー借りて行くのもいいと思います。車で来ている方が圧倒的に多かったですし、九州在住の友人に話すと「え?電車で宗像大社行ったの!?」と驚かれましたよ。はは。。。
世界文化遺産にも登録された宗像大社。その魅力とは・・・
では、鳥居をくぐって中へ・・・。
わぁぁぁお!美しい庭園が広がります。宮島や出雲大社もそうですが、水や空気が澄んでいる感じがして本当に綺麗なんですよね。
すっすごい・・・木が池の上まで伸びています。それでいて力強い!
ん?写真の下の方に写るのは・・・
おやおや、、鯉のエサをあげることができるとな!この日は、休日&七五三の御祈祷で来ている参拝客も多く、子供たちが鯉に嬉しそうにエサをあげていました(ほっこり)
こんな感じで沢山鯉が泳いでいます。鯉を横目に、さらに奥へ進んでいきます。
手水舎が不思議な形式だったのでパシャリ。ひしゃくはなく、そのまま清めるパターンでした。このパターンは初めてかも。
お清めして、いざ社殿へ!
綺麗~!!!
さすが宗像大社!圧倒的な存在感と立派な社殿!運よく結婚式を挙げている方々を拝見することができて、これまた有難かったです。
わおぉぉぉ!!!本殿の横に、立派な木が!どことなく、扇形に広がっているようにも見えます。なんとも有難い。根元に生える緑も生命力に溢れています。
圧巻!!!宗像大社の本殿を取り囲むように、末社が置かれています。
末社の御由緒書き。22の社殿に121の末社!!!すごい!「大化の改新」により公地公民となり、定められた地域のみ神社の所有が認められたそうです。九州では唯一、宗像がその地に定められ、その地に祀られた各神社を集合奉祀(しゅうごうほうし)したものが、今の末社群とのこと。ものすごい歴史があるんですね。大化の改新って・・・!思わず、ぽかーんとしてしまいました。そして、ぽかーんとして、ふと横に目をやると・・・
お?なんとも立派な木が・・・ん?
んんん!????( ,,`・ω・´)ンンン?!え?すごい!こんなに幹が!!最初、気づかずに、「おぉ~これまたりっ・・・!???」という感じでした。ほえぇぇ。
御神体。そりゃそうですよね。神様の力強さと、どこかふんわりとした優しさも感じる不思議な木。
楢の木(ならのき)。私、初めて見たかも。宗像大宮司家の家紋にもこの「楢の葉紋」が用いられていると。樹齢は約550年!?というわけで、Google先生で550年前のできごとを調べてみると・・・
日本は応仁3年→文明元年。
ちょうど、応仁の乱が終わったくらい。
室町時代で足利家が将軍やっている時代。
すごい・・・。その時代から、ずーっとこの地を見守り続けてくださっているのですね。戦国・・・江戸・・・昭和・・・激動の時代を人々と共に生きた御神体さま。ありがたや。
社殿から山林に続く道の先には?宗像三女神が降り立ったパワースポット
末社の御由緒書きの隣に、高宮参道への入り口があります。
てくてくてく・・・。
参道入ってすぐ左手に、非常に気になる鳥居が。小さな二つの神社がありました。お参りして、進んでいきます。
なんとも仲睦まじげな木を発見。これは「相生の樫(あいおいのかし)」というそうです。こちらも御神木です。札にも書いてある通り、日本の幹から伸びた枝が仲睦まじく交差しています。その姿からか、夫婦円満・恋愛成就のご利益があると言われているそうです。私も、いつか出会うお相手と・・・ご縁を結ぶべくお参り。そして、さらに進んでいきます。
階段を登っていき、林の中へ入っていきます。
わぉあぁぁお!!こんなに立派な木も!
着きました。こちらの左手奥に、高宮祭場(たかみやさいじょう)があります。高宮祭場は、宗像三女神が降臨した地といわれております。祭場にお参りしたのですが、なんだか祭場の写真は撮ってはいけない気がして、そのまま祭場を後にしました。この高宮祭場は、祈りの原形を今に伝える数少ない古代祭場とのことでした。
第二第三宮も参拝。団体客がいたので、写真は遠慮して後に。私はなんとなく女性の神様に好かれていると勝手に思っているのですが(笑)宗像三女神は地元の神社にも祀られている神様ですし、大好きな宮島にもいらっしゃる神様。だから、宗像大社に行って、ぜひご挨拶をさせて頂きたいと思っていたので、念願叶って本当に嬉しかったです。ただ、宗像三女神さま・・・
「縁談」のところ、めっっっちゃ気になるんですけどぉぉぉぉぉ・・・。
なんだか女子会みたいに和気あいあいと神様とお話しできたような気がしました。ぜひ、宗像三女神さまに会いに行ってみてください。